わかばには、主に身体に障害がある子たちが通う静岡中央特別支援学校の児童生徒が数名います。その中には重度重複のお子さんもいて、動きのある他の子と一緒にワイワイ楽しく過ごしています。肢体に障害のあるお子たちにとってはそういう環境はとても刺激的だと思います。

古い子ども向けの絵本で、『ぺかんの木』というお話があるのですが、定型発達の子たちが協力して肢体に障害のある子と木登りをするのです。でも、このお子は、小学校に入る時に分けられてしまうんだろうなと、感動的なお話の行く末を心配した覚えがあります。

ともあれ、私たちわかばの職員は肢体に障害のあるお子たちの体について、ふだんからもっと気づいていなければならない事が数多くあるはずです。放課後の時間で私たちにできそうなこと、それはもしかしたらちょっとしたことかもしれませんが、いろいろあると思います。言葉のないお子には特に想像力を持って接することが大事です。そのような気づきとそれを実際の支援の場に極的に取り入れることができればと考え、この度、講師をお呼びして第1回目の勉強会を開催しました。